レム睡眠とノンレム睡眠について
睡眠はその深さと特徴によって、レム睡眠とノンレム睡眠の2種類に分類することができます。 眠りに落ちると、まずレム睡眠が始まり、しばらくして深いノンレム睡眠となり、交互に繰り返します。
レム睡眠とノンレム睡眠はセットで発生し、平均的には約90分サイクルで繰り返します。(個人差はあります。) 6時間睡眠の人の場合、約90分サイクルを4回繰り返しているわけです。 なお、最初の約3時間はノンレム睡眠の占める割合が高く、その後はレム睡眠とノンレム睡眠は交互に発生し、 起床が近づくにつれてレム睡眠の時間が長くなってきます。
・レム睡眠とは?体は寝ていて、脳は起きている状態:「カラダの眠り」
身体は休息状態なのに、脳は覚醒に近い状態で活動している睡眠のことをレム睡眠といいます。
この睡眠状態においては、 眼球が速くグルグルと回り、それは閉じたまぶたの上からも確認することができます。
この特徴的な速い眼球の動き(Rapid Eye Movements)の頭文字をとって、REM(レム)睡眠といいます。
眼球が動くということは、脳が活動している証拠です。脳は深い休息状態に入っていないため、夢を見ることが多いようです。
・ノンレム睡眠とは?比較的深い眠りの状態:「脳の眠り」
レム睡眠以外の比較的深い眠りの状態をノンレム睡眠(レム睡眠ではない、という意味)といいます。
細胞の新陳代謝を高めたり、免疫力を強化する活動がノンレム睡眠の時間に行われているといわれています。
筋肉の活動は休止していませんが、脳は休息状態になります。
いわゆるぐっすり寝ている状態ですので、多少の物音がしたり、軽くゆさぶられても目が覚めることはありません。
このように、レム睡眠とノンレム睡眠のそれぞれに役割があり、どちらも大切なのです。
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