中年期の睡眠事情として挙げられるものに、若い頃と比べて自然と「眠る力」が弱くなっているといことが言えます。そこには基礎代謝などの衰えに加えて運動不足や体型の変化なども影響しています。
また、仕事や家庭において知らず知らずのうちにストレスを感じがちな時期でもあります。精神的なストレスや心配ごとが終始頭から離れない状態が安眠の妨げとなるのです。
年齢を重ねると自然と「眠る力」は衰えていきます。放置して体力低下や見た目の衰えといった形で表れる前に、日中はアクティブに活動し生活リズムのメリハリをつける、枕・マットレスなど睡眠環境を整える、サプリメントを活用するといった「意識的」な睡眠をケアしていくことが大切です。
中年期には体型の変化の影響で喉周りの脂肪と筋肉の状態が変わるため、「睡眠時無呼吸症候群」にも注意が必要です。睡眠時無呼吸症候群は30代くらいから増え始め、年齢が上がるにつれて症状は悪化するという特徴があります。 これは30歳を過ぎたころから代謝が下がり、太りやすくなり、年齢とともにノドや首周辺の筋肉が衰えていくことが原因だと考えられています。
40~60歳の男性、とくに肥満気味の方に睡眠時無呼吸症候群が多く見られるので気をつけましょう。若い女性で発症することはほとんどありませんが、閉経等を理由に女性ホルモンのバランスが変わった時は注意が必要です。男性と同じように肥満傾向が強まり結果的に睡眠時無呼吸症候群を引き起こすことがあります。
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