夜寝ている間に何度も起きてしまう、また一度目が覚めてしまうと再び寝ようとしても寝つくことができない状態を「中途覚醒」と言います。
元来眠りそのものが浅く、また「ぐっすり眠れた」という熟睡感があまり感じられません。睡眠時無呼吸症候群やうつ病などの精神疾患、ストレスなどが背景にある場合があります。
また女性の場合、毎月の月経前後に眠りが浅くなったり、夜中に目が覚めてしまうことがあります。他には妊娠出産に関連して眠りの質が悪くなることも。たとえば妊娠後期は出産が近づくにつれ息苦しさや胎動のために熟睡が難しくなり、産後授乳をしている間は、夜中何度か起きて赤ちゃんに授乳しなければなりません。女性は月経や妊娠出産でホルモンバランスが変化することが、眠りに大きく影響しているようです。ホルモンの働きでいうと更年期に差し掛かるころにも‘熟睡’をつかさどるホルモンの分泌が下がることから「良く寝た」と実感できなくなる悩みを感じる方がいます。いずれもそれぞれの状況にあった対策をとる必要があるでしょう。
日中の生活に悪影響を及ぼす程度の場合、日中のなるべく早い時間帯に15分程度の 仮眠を取り入れてみましょう。ただし、仮眠時間が長くなったり、午後の遅い時間に なってしまうと、寝つきが悪くなったり、中途覚醒を悪化させるので注意が必要です。
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