うつ病の不眠について
うつ病の不眠症は、本当に眠れない場合が多いです。
短期的に寝ている間も脳は睡眠状態になれず、2~3時間眠るともう目が覚めてしまい、眠れなくなってしまいます。
眠気がないから眠れない、というのではなく、眠いのに眠れないという最悪の状態になります。
うつ病性の不眠症の場合、食欲減退、体重減少といった症状が出ます。
うつの人は日中変動といって、一日の中でも時間帯によって非常に激しく気分が移り変わります。
午前中はずっと低調でどんよりした雰囲気だったのに、夕方くらいから急に人が変わったように明るく活発になる、といった具合です。このように不安定な精神のため、自分の不眠症を深刻に悩み苦しんでしまいます。
うつ病性の場合は、中枢神経機能がバランスを崩していることが原因なので、薬による治療が必要になります。
いわゆる睡眠薬や精神安定剤を投与して睡眠をうながす方法もありますが、うつ病の薬も併用します。
不眠症そのものは病気ではなく、うつが引き起こす症状の一つに過ぎません。
根本の原因であるうつ病を治療すれば、不眠症も自然に治ることになります。
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